代表紹介– PROFILE –

未来調律パートナーズ株式会社
事業承継プロデューサー

池田直美

ご挨拶

社長にしか伝えられないものを、未来へ残したい。

私は、経営者の父のもとで育ちました。子どもの頃から、会社のことを考え、社員を背負い、さまざまな決断を重ねながら経営を続ける父の姿を見てきました。そして自分自身も経営を経験するようになった今、改めて思います。

会社をつくることも大変です。
けれど、それを何十年と続け、時代の変化を乗り越え、社員を雇い、お客様から選ばれ続けることは、決して当たり前にできることではありません。

だから私は、長く会社を守り、育ててこられた経営者の方々に、深い敬意を持っています。
長く会社を経営してきた社長には、その人にしかない知恵があります。

お客様との付き合い方。
人を見るときの勘所。
どこで勝負し、どこでは無理をしないのか。
ここだけは譲らないという判断基準。
苦しいときに会社を守ってきた決断。
失敗したからこそ分かったこと。

そして、「この会社は、こうやって生きてきた」という、長年の経験から培われた経営の知恵があります。
人、技術、信用、関係性、文化、そして経営者としての知恵。

私は、これらも株式や資産と同じように、次の世代へつなぐべき大切な「経営資産」だと考えています。そして、その意味や背景まで次の世代へ伝えられるのは、長年会社を率いてきた社長自身です。だからこそ、それが誰にも伝えられないまま失われてしまうことを、私はとてももったいないと感じています。

私自身も、「承継」を何度も経験してきました。実家では、父から弟への事業承継を家族の一人として身近に見てきました。会社を大切に思う気持ちは同じでも、親と子、先代と後継者では、見えているものも考えていることも違います。
近い関係だからこそ、言葉にできないこともあります。
良かれと思っているからこそ、すれ違ってしまうこともある。
そんな家族承継の難しさを、私自身が身近で経験してきました。

一方で、私は自ら事業を立ち上げ、金融機関から資金を借り、経営し、7年後に事業を上場企業へ譲渡しました。

譲渡後にはPMIにも携わり、会社や事業は「渡したら終わり」ではないことも経験しました。

また、不動産会社を営む家に嫁ぎ、夫の死後はその会社を自ら引き受け、整理・廃業までを経験しました。

現在は不動産管理会社を経営するとともに、実家から受け継いだ土地を10階建ての一棟マンションへ建て替え、承継した資産の管理・活用にも取り組んでいます。

コンサルタントとしても約18年、飲食業のコンサルティングから始まり、経営者の意思決定や事業の立ち上げ、人材・組織の課題など、さまざまな経営支援に携わってきました。

始める。育てる。譲る。終える。受け継ぐ。

私は、承継を外から見てきただけではありません。
経営する側、譲る側、受け継ぐ側、家族として見守る側、会社を終える側。
さまざまな立場で経営と承継を自分事として経験してきたことが、今の私の仕事の土台になっています。

そして今、私自身も「託す側」になりました。

私も65歳になり、経営者の方々の事業承継についてお話を伺う一方で、自分自身も、
「これまで受け継ぎ、築いてきたものを、誰に、何を、どう託すのか」
を考える年代になりました。

私には子どもがいないため、資産を次の世代へどうつないでいくのか、信託なども活用しながら、実際に自分自身の承継の仕組みを整えています。

つまり今の私は、専門家として提案する側であると同時に、専門家から提案を受ける側でもあります。

制度としては正しい。
理屈も分かる。

それでも、「それは、本当に私が望んでいる未来だろうか」と思うことがあります。

税理士、弁護士、金融機関、保険など、専門家によって見えているものも、提案も違います。
それぞれの提案は正しくても、最後に「どの未来を選ぶのか」を決めるのは、自分自身です。

だから私は、承継を前にした社長の迷いや不安を、決して他人事だとは思えません。

手段ありきではなく、未来ありき。

事業承継というと、
「株式をどう移すか」
「相続税をどうするか」
「M&Aにするか」
「保険をどう活用するか」といった方法論から話が始まることが少なくありません。

もちろん、どれも大切です。でも私は、その前に考えることがあると思っています。

社長は、この会社をこれからどうしていきたいのか。

何を守りたいのか。
何なら変わってもいいのか。
誰に、何を託したいのか。
社員には何を残したいのか。
そして、社長自身はこれからどんな人生を送りたいのか。

まずは、そこから聞かせてください。

じっくりお話を伺っていくと、ご本人もまだ言葉にしていなかった想いや、「本当はこうしたかった」という気持ちが見えてくることがあります。

そこからが、私たちの事業承継の始まりです。

先代の想いを置き去りにしない。後継者の未来も縛らない。

社長の想いが見えてきたら、必要に応じて後継者、ご家族、役員など、それぞれのお話も伺います。

社長には、長年会社を守ってきた人にしか分からない想いがあります。

一方で、後継者には後継者の人生があり、これから自分が経営を担っていく覚悟や、実現したい未来があります。家族には家族の考えがあり、社員にも不安や期待があります。

私は、全員を同じ意見にすることが「合意」だとは考えていません。

それぞれの本音を丁寧に引き出し、
何を大切にするのか。
何について合意できているのか。
何がまだ決まっていないのか。
誰が、いつまでに、何を決める必要があるのか。

を整理していきます。

私自身が、先代と後継者の双方を家族として見てきたこと。
経営者として事業を譲ったこと。
受け継いだ資産を経営していること。
そして今、自分自身が託す側に立っていること。

こうした経験があるからこそ、私はどちらか一方の立場だけに立つのではなく、「この会社と関わる人たちにとって、どんな未来をつくることが一番いいのか」というところから承継を考えたいと思っています。

想いを、実行できる事業承継計画へ。

本音を聞いて終わりではありません。

社長と後継者が描く未来から逆算して、

何を承継するのか。
何を変えていくのか。
いつまでに何を決めるのか。
株式や資産をどうするのか。
経営権をいつ、どのように移していくのか。
後継者が次の経営を始めるために、何を準備するのか。

それらを整理し、実行できる事業承継計画へ落とし込んでいきます。

そして必要な段階で、税務・法務・金融・保険・組織など、それぞれの専門家の知恵をつなぎます。
私は、それぞれの専門家に代わるのではありません。

社長と後継者の未来を起点に、必要な専門家とともに全体を組み立て、承継を一つのプロジェクトとして前へ進めていく。

それが、私の役割です。

価値ある会社が、未来へ生き続ける日本へ。

長く会社を続けてこられた経営者が持つ知恵や経験には、次の世代へ残す価値があります。

受け継ぐべきものは受け継ぐ。
そして、変えるべきものは次の世代が変えていく。
先代の経営をそのまま再現するのではなく、先代が築いた経営資産を土台に、後継者が「自分の経営」を始めていく。

そうして会社が、また次の時代を生きていく。
一社でも多くの価値ある会社が、承継を「終わり」ではなく、新しい経営の始まりにできるように。

先代の想いを置き去りにしない。
後継者の未来も縛らない。

社長の想いを聴き、関係する人たちの本音をつなぎ、合意をつくる。
そして、その未来を事業承継計画として形にし、必要な専門家とともに実現していく。

承継を、後継者の「次の経営」の始まりに。

未来調律パートナーズ株式会社
代表取締役 池田 直美

経歴

経営者の父のもとで育ち、幼い頃から会社経営を身近なものとして見て育つ。実家では父から弟への事業承継を経験し、家族だからこその難しさや、先代と後継者それぞれの想いの違いを間近で見てきた。
短大卒業後、住友商事株式会社に入社。国内営業部門に勤務し、新人教育にも携わる。

結婚後、南麻布にて豆料理専門デリカテッセンを創業。金融機関からの借入による資金調達から、商品開発、店舗運営、人材育成まで経営全般を経験する。事業は上場企業へ譲渡し、その後は子会社として丸の内への出店プロジェクトや店舗運営、社員教育、企業文化の融合(PMI)に携わる。

また、不動産会社を営む家に嫁ぎ、同社の廃業にも関与。現在は不動産管理会社を経営し、実家から受け継いだ土地を一棟マンションへ建て替えるなど、承継した資産の管理・活用にも取り組んでいる。

コンサルタントとしては約18年にわたり、飲食行コンサルから始まり経営者や企業の人材・組織課題を支援。特に、経営者・後継者・幹部など立場の異なる人の本音を引き出し、複雑な状況を整理して合意形成へつなげることを得意とする。自身も現在、次世代へ資産や想いをどう託すかを考える「承継する側」の当事者でもある。

創業、経営、借入、事業譲渡、PMI、廃業、資産承継、家族承継という多面的な経験を活かし、事業承継を単なる手続きではなく、「次の経営を始めるためのプロジェクト」として支援している。

プロフィール

住友商事株式会社に新卒入社

国内営業部門に勤務し、新人教育などを担当


結婚を機に退職


南麻布にて豆料理専門デリカテッセンを創業
金融機関からの借入による資金調達から、商品開発・店舗運営・人材育成まで経営全般を経験


開店3日目にテレビ取材、その後複数のメディアに掲載


7年間の経営を経て、事業を上場企業へ譲渡
店名を冠した子会社が設立され、譲渡後も事業に参画



丸の内出店の統括丸の内出店プロジェクトを統括
PMI、社員教育、新規出店、店舗オペレーションの構築などを担い、PMI 社員教育・新規出店・オペレーション構築を担当


夫の死後、嫁ぎ先の不動産会社を引き受け、整理・廃業を経験
その後、同業者との共同経営により不動産事業を継続


不動産事業と並行して、コンサルタントとしての活動を開始
約18年にわたり、経営者や企業の支援に携わる


個人事業主・小規模事業者の起業・事業立ち上げ・成長支援
事業の立ち上げからステージアップまでを支援


経営者の意思決定・事業選択、人材・組織課題を支援
経営者の本音を引き出し、複雑な状況を整理しながら、意思決定や組織づくりをサポート


共同経営による不動産事業から撤退し、自社で一棟マンションを建設・保有
実家から受け継いだ土地を10階建てマンションへ建て替え、承継した資産を次の価値へ転換


不動産管理会社を経営
一棟マンションをはじめとする承継資産の管理・運営に携わる


未来調律パートナーズ株式会社 設立
自身の創業・経営・事業譲渡・PMI・廃業・家族承継・資産承継という経験を、事業承継支援へ


事業承継士・事業承継プロデューサーとして活動中
先代・後継者・家族それぞれの本音を引き出し、合意形成を図りながら、「手段ありきではなく、未来ありき」の事業承継を支援。

社長が長年培ってきた経営資産を次世代へつなぎ、後継者がその土台の上で「自分の経営」を始められる事業承継計画を、必要な専門家と連携しながら設計・実行している。


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